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■VOL3「知って食べることと、知らずして食べることの違い」■ 1999/09/03

本物のオーガニックや、ピュアな食べ物を求める気持ちはだれにでもあるだろう。健康で美しくありたいのは万人の願いである。実際、農水省の消費者アンケートでも、98%以上の人が『有機食品に興味がある』と答えている。ただ『値段が高い』『信頼できない』『出会わない』といったことが、オーガニックに対する消費者のイメージなのだ。それだけに、これまでオーガニックは特殊な食べ物だった。

反面、オーガニックでない食品はというと、添加物を多用し大量生産で値段を下げ、コマーシャルで売るという戦法で、流通界を席巻した。それまで当たり前だった地域の手作り醤油や味噌すら、大量生産の陰に追いやられ、日本の食生活はオーガニックから添加物主義に様変わりした。
しかし、その歴史はまだ浅い。戦後の高度経済成長とともに、コスト主義が食を『食えればいい』という蔑んだ考え方に押し込め、増量剤や化学調味料が天然の素材に置き換えられた。さらに見栄えを良くして人目をあざむこうと合成着色料が使用され、古くなっても売れるようにと合成保存料が使用された。すべて『食べる人のため』の食品ではなく、『もうけるため』に作られた偽物の食品である。

最近のベストセラーに『買ってはいけない商品』という本がある。この本には、増量剤や化学調味料や合成着色料や合成保存料の恐ろしさが、まざまざと書かれている。この本を読むと、もう何も食べれないと思う人もいるだろう。だが、世の中はこの手の怪しい化学添加物であふれ、口にしないわけにいかないのも事実なのだ。ただ、知って食べるのと、知らずして食べるのでは、その量や使い方も違うだろう。気が付いたら体中化学物質にむしばまれていたなんて事にならないよう、こういった食についての知識は持ちたいものである。

   
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